黒沢 厚志((一財)エネルギー総合工学研究所)・竹下 健二(東京工業大学)・関 宏也(東京工業大学)・酒井 奨((一財)エネルギー総合工学研究所) |
気候変動枠組条約第21回締約国会議(COP21)で、パリ協定が合意された。地球温暖化問題解決の要請に応えるためは、時間、空間の範囲を幅広くとらえ、気候システム、エネルギー、土地利用等の要素をどうシステムとしてとらえるかが問題となる。多様な要因を考慮し現実的解決法を示すのは従来から化学工学のミッションであり、その視点は今後の化学工学の方向性を探る上で引き続き重要である。そこで、「地球環境と国際政治」、「気候システムモデリング」「温室効果ガス削減方策(緩和策)」「気候変動後の環境への対応(適応策)」、「気候を人為的に改変する気候工学」、「化学工学によるイノベーションの促進」などの専門家の招待講演を中心に構成。